近年、日本の企業においても「インターンシップによる学生の受け入れ」が盛んになってきています。しかも企業によっては、学生に対して企業体験の機会を与え、実践能力を教育するための「インターンシップ」であるにも関わらず、学生に対して労働賃金を与える場合もあります。
また、通常インターンシップは学生の教育にあたる人事のコストなど企業側に負担がかかるものですが、春休みや夏休みなどの学生の長期休暇の際には多くの企業がインターンシップ生を大量に受け入れています。
では、現在企業が盛んにインターンシップを行っているのはどのような目的を持っているからなのでしょうか?
インターンシップの目的の一つに「学生に対して企業を知ってもらうこと」があります。これは、インターンシップ期間、学生が企業研修を受ける中で「この職種は自分に向いているのか?」ということを考え、企業との相性の一致・不一致を見極めてもらうことを重視した結果です。
一般的に新卒者が企業の利益を生み出せるようになるまでには「最低3年」の期間を必要とすると言われています。しかし、新卒者が入社してから3年未満で退職してしまうと、その新卒者に費やした研修費などのコストが大きな赤字となってしまいます。
そのような事態を避けるためにも、多くの企業がインターンシップを通して、学生に会社とのマッチングを見極めてもらうことに重点を置います。インターンシップとは企業にとってのリスクヘッジでもあるのです。
インターンシップには「優秀な人材を獲得する」といった企業側の目的も当然のことながら含まれています。インターンシップ期間中に学生一人ひとりの実際の仕事ぶりや、仕事に対してのモチベーションなどといったような「面接では見えてこないような学生の素質」を見抜こうという企業の思惑も存在します。
また、技術者などを「育成・発掘」する目的でセミナーに近いような形のインターンシップを行う企業も存在します。この際、優秀な学生に対してラブコールを送る企業も多く存在します。
インターンシップを行うことで企業のPR効果も期待されています。大学などとインターンシップの公募を提携することで、その企業の学生の間の認知度を高めることが期待可能です。